画像一括圧縮
写真のファイルサイズを、画質とのバランスを見ながら小さくします。メールに添付できない、アップロード先の上限を超えるといった場面で役立ちます。
公開: / 更新: / 制作・運営: ハコツールズ運営者
ここに画像をドラッグ&ドロップ、または
対応形式: JPEG / PNG / WebP(複数選択可)
使い方・仕組み解説
画像一括圧縮とは?
画像一括圧縮は、複数の JPEG・PNG・WebP 画像をまとめて圧縮し、ファイルサイズを小さくする無料ツールです。品質(0.1〜1.0)と最大長辺(px)を指定して、JPEG または WebP に一括変換できます。圧縮はすべてお使いのブラウザ内で完結し、画像がサーバーにアップロードされることは一切ありません。会員登録も枚数制限もありません。
使い方
- 圧縮したい画像を点線の枠にドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」から複数選びます
- 出力形式(WebP / JPEG)、品質(0.1〜1.0、既定 0.8)、必要なら最大長辺(px)を指定します
- 「圧縮する」を押すと全画像が処理され、1 枚ごとの削減率と合計削減率が表示されます
- 各行の「保存」で個別に、または「まとめてダウンロード(zip)」で一括保存します
可逆圧縮と非可逆圧縮は何が違う?
元のピクセルを完全に復元できるのが可逆圧縮、一部の情報を捨てて容量を稼ぐのが非可逆圧縮です。この違いが、どの形式を選ぶべきかを決めます。
可逆圧縮(PNG、WebP の可逆モードなど)は、データを別の表現に置き換えて縮めるだけで情報は失いません。ZIP でファイルを圧縮しても中身が変わらないのと同じ理屈です。何度保存し直しても画質は 1mm も落ちませんが、写真のように隣り合うピクセルの色がすべて微妙に異なる画像では圧縮が効きにくく、容量はあまり減りません。
非可逆圧縮(JPEG、WebP の非可逆モード)は、人間の目が気づきにくい情報を意図的に捨てます。人間の視覚は色の細かい変化より明るさの変化に敏感なので、色情報を間引いたり、細部の高周波成分を丸めたりしても、見た目はほとんど変わりません。そのぶん劇的に容量を減らせますが、捨てた情報は戻りません。圧縮した JPEG をさらに圧縮すると劣化が積み重なるため、加工を繰り返す予定のある画像は、作業中は可逆で保管し、最後に一度だけ非可逆へ変換するのが定石です。
品質の数値はファイルサイズにどう効く?
下げるほどファイルは小さく画質は粗くなりますが、サイズと品質は比例しません。高い側では下げてもあまり縮まず、低い側では急激に縮む代わりに劣化が目に見えるようになります。品質は 0.1〜1.0 で指定し、既定は 0.8 です。この値は、圧縮でどれだけ情報を捨てるかの度合いを表します。
おおまかな目安は次のとおりです。実際の数値は写真の内容(細部の多さ、色数、ノイズの量)で大きく変わるため、圧縮後に表示される削減率を見ながら調整してください。
- 1.0: ほぼ劣化しませんが、容量削減もわずかです。原本の保管用
- 0.9: 拡大しても違いが分かりにくい水準。印刷に回す写真や納品用
- 0.8(既定): 通常の閲覧では劣化を感じない一方で、容量は大きく減ります。Web 掲載やメール添付の標準設定
- 0.6: 平坦な部分(空、肌、背景のぼけ)にわずかなむらが出始めます。サムネイルや一覧表示用
- 0.4 以下: 輪郭のまわりにモスキートノイズ、平坦部にブロック状の段差がはっきり出ます。容量を最優先する場合のみ
品質を下げても目標サイズに届かないときは、品質より先に「最大長辺」を見直してください。ピクセル数は面積で効くため、長辺を半分にすればピクセル総数は 4 分の 1 になり、品質を落とさずに容量を大きく削れます。たとえば 4032×3024 ピクセルのスマホ写真を長辺 1600 ピクセルに縮めるだけで、ピクセル総数は約 6 分の 1 になります。ブログや資料に貼る画像は、そもそも表示される幅が 1000 ピクセル前後しかないことがほとんどです。
JPEGとWebPはどちらを選ぶべき?
同じ画質ならファイルをより小さくできる WebP がおすすめです。Google の公式ドキュメントでは、WebP の非可逆画像は同等品質の JPEG より 25〜34% 小さく、可逆画像は PNG より 26% 小さいとされています。Chrome・Edge・Firefox・Safari を含む主要ブラウザはすべて対応済みで、Web サイトに載せる画像であれば WebP を選ばない理由はほとんどありません。
JPEG を選ぶべきなのは、確実な互換性が必要な場面です。古い業務システムやアップロードフォームが JPEG と PNG しか受け付けない、印刷所への入稿仕様が JPEG 指定になっている、相手の環境が分からないままメールで送る、といったケースでは JPEG が無難です。また WebP は透過を保持できるため、透明部分を持つ PNG を軽くしたい場合も WebP が適しています(JPEG に変換すると透明部分は白で塗りつぶされます)。
3 形式の違いは次のとおりです。
| 形式 | 可逆性 | 透過対応 | 得意な画像 | 向く用途 |
|---|---|---|---|---|
| JPEG | 非可逆 | 非対応(白で塗りつぶし) | 写真 | 互換性が必要な場面(古い業務システム・印刷入稿・環境不明の相手へのメール送付) |
| PNG | 可逆 | 対応 | スクリーンショット・ロゴ・アイコン・図表・イラスト | 画質を落とさず保存・繰り返し編集する作業用データの保管 |
| WebP | 可逆・非可逆の両対応 | 対応 | 写真・透過が必要な画像 | Web 掲載(同画質で JPEG より小さく、PNG より軽い透過画像にもできる) |
PNGはどう使い分ける?
スクリーンショット、ロゴ、アイコン、図表、イラストのように「色数が少なく、境界がくっきりしている画像」は PNG のままにし、写真は JPEG か WebP にします。色数が少ない画像を JPEG にすると、文字や線の周囲に色のにじみ(モスキートノイズ)が出て読みにくくなるためです。本ツールの出力形式は JPEG と WebP の 2 つですが、PNG の画像も入力として読み込めます。
逆に、写真を PNG で保存するのは容量の無駄です。デジカメやスマホの写真はほぼすべてのピクセルが異なる色を持つため可逆圧縮が効かず、JPEG の数倍から十数倍のサイズになります。スクリーンショットとして保存された写真、あるいは他人から PNG で受け取った写真は、WebP に変換すると特に大きく削減できます。文字や図が主体の画像をどうしても軽くしたい場合は、非可逆に変換するのではなく、画像リサイズで不要に大きい寸法を適正化するほうが劣化がありません。
画像はどのくらい小さくなる?
写真では元の 20〜80% 程度まで小さくできることが多いです。たとえば 3MB のスマホ写真を WebP・品質 0.8 に変換すると、およそ 300〜600KB(約 80〜90% 削減)になるのが目安です。削減率は「(元サイズ − 圧縮後サイズ)÷ 元サイズ × 100」で計算され、1 枚ごとの削減率と全体の合計削減率が結果一覧に表示されます。
本ツールは、圧縮後のほうが元より大きくなった場合には元ファイルをそのまま採用します。すでに強く圧縮された JPEG を再圧縮したときや、色数の少ない PNG を非可逆形式に変換したときには、かえって容量が増えることがあるためです。この安全策により、「圧縮したのにファイルが太った」という結果にはなりません。
用途ごとの目標サイズはどれくらい?
Web に載せる写真なら長辺 1200〜1600 ピクセルで 1 枚 100〜300KB、メール添付なら合計 5〜10MB 以内が目安です。提出先や掲載先に上限がある場合はそれに従うのが第一で、明示がない場合の実務的な目安は次のとおりです。
- Web ページに載せる写真: 長辺 1200〜1600 ピクセル、1 枚 100〜300KB 程度。表示領域より大きい画像を置いても画質は上がらず、読み込みが遅くなるだけです
- ブログのアイキャッチ・SNS の投稿画像: 長辺 1200 ピクセル前後。SNS 側でどのみち再圧縮されるため、過剰な高画質は意味がありません
- メール添付: Gmail の添付上限は 25MB です(超えると Google ドライブのリンク送信に切り替わります)。相手の受信側に別の上限があることも多いため、合計 5〜10MB 以内に収めておくと安全です
- 応募フォーム・申請フォーム: 1 ファイルあたり数 MB の上限が設定されていることが一般的です。上限が明記されている場合は、その 7 割程度を目標にすると、アップロード時のエラーを避けやすくなります
- 印刷に回す写真: 圧縮は控えめに。品質 0.9 以上とし、最大長辺は指定しないでください。印刷では画面表示より高い解像度が必要です
複数の画像をまとめて処理できる?
できます。枚数の上限は設けていません。ドラッグ&ドロップで一度に複数枚を投入すると順番に処理され、結果一覧に 1 枚ごとの元サイズ・圧縮後サイズ・削減率が並びます。「まとめてダウンロード(zip)」を押すと 1 つの zip ファイルにまとめて保存できます。zip は無圧縮(store)で作られます。JPEG や WebP は既に圧縮済みで、zip 側で再圧縮しても容量は減らず CPU 時間の無駄になるためです。
同じ名前のファイルが混ざっている場合は「写真 (2).webp」のように連番が付き、上書きされることはありません。数十枚以上の高解像度画像をまとめて投入すると、端末のメモリと CPU を使う処理のためブラウザが重くなることがあります(目安は 10〜20 枚ずつ)。
スマホでも使える? 保存先はどこ?
使えます。iPhone の Safari や Android の Chrome でも、パソコンと同じ手順で圧縮できます。写真の選択画面では「フォトライブラリ」からそのまま複数枚を選べます。
保存先は端末で異なります。iPhone では「ファイル」アプリの「ダウンロード」フォルダに保存され、写真アプリに入れたい場合はそこから共有メニューの「画像を保存」を使います。Android では「ダウンロード」フォルダ(Files アプリ等から参照)に保存されます。スマホはパソコンよりメモリが少なく、高解像度の写真を一度に何十枚も投入すると失敗しやすいため、10 枚前後ずつが目安です。
写真の位置情報(Exif)は消える?
消えます。本ツールは画像をいったんピクセルに展開して再エンコードするため、GPS の位置情報・撮影日時・カメラの機種名といった Exif 情報は圧縮後のファイルに引き継がれません。自宅で撮った写真を SNS やフリマアプリに載せる前に位置情報を外したい、という用途にはこの性質が役立ちます。
裏を返すと、撮影日時で写真を整理したい場合には不便なので、原本の保管が前提です。なお Exif が消えるのはファイルに埋め込まれた情報だけで、画面に写り込んだ住所・表札・ナンバープレートはそのまま残ります。写り込みは画像モザイク・ぼかしで隠してから共有してください。
画像は本当にアップロードされない?
されません。本ツールはブラウザの createImageBitmap で画像をデコードし、Canvas 上で必要なら縮小してから再エンコードします。この一連の処理はすべてお使いの端末内で行われ、ファイルを外部へ送信するコードは実装していません。ページを読み込んだ後は通信を切っても動作するため、社外秘の資料や契約書のスキャン、家族の写真も外部に送られずに処理されます。
他のツールとどう組み合わせる?
- iPhone の HEIC 写真を扱いたい → HEIC→JPG変換で先に JPEG 化してから圧縮します
- 容量ではなくピクセル数を厳密に指定したい → 画像リサイズ
- 不要な部分を取り除いて主役を大きく見せたい → 画像切り抜き(トリミング)
- 顔やナンバープレート、書類の個人情報を隠したい → 画像モザイク・ぼかし
- 圧縮した画像を 1 つの書類にまとめたい → 画像PDF変換。できた PDF の容量をさらに落とすならPDF圧縮
- 履歴書やマイナンバー用の規格サイズに整えたい → 証明写真メーカー
- 1枚の画像を複数枚に割ってInstagramのグリッドに連続投稿したい → インスタグリッド画像分割。分割後にまとめて圧縮したいときは本ツールを併用します
画像ツール全体の使い分けは画像の圧縮・リサイズ・モザイク・文字入れをインストールなしで行う方法、ブラウザだけでファイルを処理する仕組みは画像・PDFの変換はインストール不要?ブラウザだけで処理する方法のガイドにまとめています。
注意事項
- JPEG・WebP は非可逆圧縮です。品質を下げすぎると画質が劣化するため、用途に合わせて調整してください
- 透過(アルファチャンネル)を持つ PNG を JPEG に変換すると、透明部分は白で塗りつぶされます。透過を保ちたい場合は WebP を選んでください
- 圧縮後のほうが大きくなった画像は、元ファイルがそのまま採用されます(結果一覧では削減率 0% と表示されます)
- 撮影日時や位置情報などの Exif は、再エンコードの過程で引き継がれません。必要な場合は元ファイルを保管してください
- 処理は端末のメモリと CPU を使います。多数の高解像度画像を一度に処理すると時間がかかる場合があります
- WebP と JPEG のサイズ比較は Google の WebP 公式ドキュメントに記載された値(非可逆で 25〜34%、可逆で 26% の削減)を参照しています。実際の削減率は画像の内容によって変動します
よくある質問
- 画像はサーバーにアップロードされますか?
- いいえ。圧縮処理はすべてお使いのブラウザ内(createImageBitmap と Canvas)で完結し、画像がサーバーに送信されることは一切ありません。ページを読み込んだ後は通信を切っても動作するため、社外秘の資料や契約書のスキャン、個人の写真も安心して処理できます。
- 圧縮すると画質は劣化しますか?
- JPEG と WebP は非可逆圧縮のため、品質を下げるほどファイルは小さくなりますが画質は劣化します。既定の品質 0.8 は、通常の閲覧で劣化を感じさせずに容量を大きく減らせるバランスの取れた設定です。印刷に回すなら 0.9 以上、サムネイル用途なら 0.6 程度が目安です。0.4 以下では輪郭のにじみや平坦部のブロック状の段差が目に見えてきます。
- JPEG と WebP はどちらを選ぶべきですか?
- 同じ画質でより小さくできる WebP がおすすめです。Google の公式ドキュメントでは、WebP の非可逆画像は同等品質の JPEG より 25〜34% 小さいとされ、主要ブラウザはすべて対応しています。ただし古い業務システムや印刷所の入稿仕様が JPEG 指定の場合、また相手の環境が分からない場合は JPEG が無難です。透過を保ちたい場合も WebP を選んでください(JPEG では透明部分が白になります)。
- 品質を下げても目標サイズに届きません
- 品質より先に「最大長辺」を見直してください。ピクセル数は面積で効くため、長辺を半分にすればピクセル総数は 4 分の 1 になり、品質を落とさずに容量を大きく削れます。4032×3024 のスマホ写真を長辺 1600 に縮めるだけでピクセル総数は約 6 分の 1 です。Web 掲載なら長辺 1200〜1600、1 枚 100〜300KB が実務的な目安になります。
- 一度に何枚まで圧縮できますか?
- 枚数の上限は設けていません。複数枚を投入すると順番に処理され、1 枚ごとの削減率と合計削減率が表示されます。ただし処理はお使いの端末のメモリと CPU を使うため、数十枚以上の高解像度画像を一度に処理するとブラウザが重くなることがあります。その場合は 10〜20 枚ずつに分けてください。
関連ツール
ファイル処理
なぞり書きプリント作成
名前や単語を入力するだけで、なぞり書き練習用のA4プリントを無料で作成。ひらがな・カタカナ・漢字に対応し、マス数と段数を選べます。ブラウザ内で完結し登録不要。
ファイル処理
領収書メーカー(無料・インボイス対応・登録不要)
宛名・金額・但し書きを入れるだけで領収書のPDFを作れる無料ツール。インボイス制度の適格請求書に必要な登録番号と税率ごとの内訳に対応。税込金額から消費税を自動で逆算します。フリマ・個人間取引・小規模店舗のその場発行に。登録不要・ブラウザ内完結でデータ送信なし。
ファイル処理
原稿用紙・作文用紙メーカー
200字・400字・600字・800字の原稿用紙・作文用紙をA4/B5・縦書き/横書きで無料ダウンロード。小論文や読書感想文の文章をマス目に流し込んだ状態でPDF印刷でき、処理はブラウザ内で完結します。
ファイル処理
請求書・見積書PDF作成
品目と税率を入力するだけで、小計・消費税・源泉徴収税額を自動計算した請求書・見積書のPDFをブラウザ内で作成できる無料ツール。アカウント登録もインストールも不要で、入力内容はサーバーに送信されません。